フィンランドはやっぱり凄いなぁ。

フィンランドの5年生が作った議論のルール 負けまいとする心でしょう!

その中に、フィンランドの小学5年生が自分たちで作ったという
議論における10のルールというものがあった。
すごいので紹介。

このルールをやぶる人がいたら、班長が「それルール違反だよ」と指摘するらしい。


1. 他人の発言をさえぎらない
2. 話すときは、だらだらとしゃべらない
3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない
4. わからないことがあったら、すぐに質問する
5. 話を聞くときは、話している人の目を見る
6. 話を聞くときは、他のことをしない
7. 最後まで、きちんと話を聞く
8. 議論が台無しになるようなことを言わない
9. どのような意見であっても、間違いと決めつけない
10. 議論が終わったら、議論の内容の話はしない

フィンランドの教育は凄いとは聞いていたけども、なるほど、こういうところに重点を置くってところが凄いよな。なんていうんですかね、勘所って言うんでしょうかねぇ。日頃当たり前に行われている物事の中にも、ルールだったりコツだったりってのがあって、それをきちんと踏まえている人だと、複雑なことも理路整然となって、分かりやすくなったりする。議論にもそう言う物があって、それを守ることで、議論がスムーズになったり理解度が上がったりするわけだ。

他人の発言をさえぎらない

これ、超重要だよね。
このエントリを見て真っ先に思い出したのが、テレビ朝日の某番組*1。政治家やら評論家達が沢山出てきて、議論を交わすわけだけども、これがもう酷いのなんの。

これは先日の話だけども……

私自身この番組を見るのは好きな方だから、先日もこの番組を見ていた。でも子供達はこの番組に興味がないもんだから、私が見ている脇で子供同士ぺちゃくちゃとおしゃべりをし始める。だんだんと番組内での議論がヒートアップしてくると同時に、なんだか子供達のしゃべり声まで混ざってきて、何が何だか分かんなくなったんで「うるさいよ!!ちょっと黙ってくれ」って言って子供達を黙らせた。 だけども、なんだか議論がストレートに頭に入ってこない、そのうちまたうるさいなぁって思って、子供達に「うるさい!」って言おうとしたら、子供達はしゃべってないんだよね。
そこでようやく気がつく。うるさいと思っていたのは、子供達じゃなくて、番組の中での議論そのものだって事に。 議論の途中でなんだかんだ脇から色んな人がしゃべるもんだから、肝心の発言者の言っていることがぼやけちゃう。議論を商売にしている政治家があんな議論をしているんだから、日本の子供達がディベート上手になるわけがない。

あの番組を見ていると、他人の話を遮らない時の方が少ない感じがするもんな。 どうにかしてくれ。

どのような意見であっても、間違いと決めつけない

これも超重要。特に国会議員さんね。
まず野党も与党もお互いの言うことを何でもかんでも反対しすぎだよ。国を良くしたいっていう大目標は一つなんだから、そんなにお互いをけなし合っていても意味ないよ。もっと協力をすれば良いのにって思う事が多いよな。*2
相手の言うことを尊重し、お互いに考え直すことで、より良い意見が出てくるってもんだよ。それが真の議論だよ。

議論が終わったら、議論の内容の話はしない

そして最後にこれね。
どんなにヒートアップしたとしても、それは議論の中でのこと。これはスポーツと通じる物があるね。これを徹底しておかないと、それこそどこかの国じゃないけど、議論がヒートアップして傷害事件になっちゃうなんてこともあるから。
どんなになっても、議論が終わったら恨みっこ無しねってのは重要ポイントだと思う。

てことで、とりあえず、この10か条を国会議員の皆さんへ配りましょうかね。
誰か各議員さんへ一斉にメール配信でもしたらどうだろか?

*1:二つあるけどどちらも似たようなもんさ

*2:なんか最近の民主党は政権を取りたいだけで話を進めているみたいで、なんだか国民のことを考えてるのか疑問だったりするんだよねぇ