まるでジャイアンだな

分裂勘違い君劇場の記事を受けて書いた、タケルンバ卿日記に対しての、小飼氏の返事が屈折していて、実に興味深い。

分裂君のところを読んでない人は、読みに行ってもOKだけど、長すぎるので、抜粋しておく。
ま、抜粋だけでも、なげ〜〜〜ってやつだけどね。

以下、分裂君のところから抜粋

たとえば、これから到来しつつある「大変化の時代」に対する洞察については、梅田氏や小飼氏の洞察のレベルは、トフラーやドラッカーの足元にも及びません。いや、足の裏の皮にすら達しないかもしれません。

ネットに時間を使いすぎると人生が破壊される。人生を根底から豊かで納得のいくものにしてくれる良書25冊を紹介 - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ

それから、小飼弾氏の本の読み方は、単に本を精読・咀嚼しない、というだけでなく、自分を破壊しない、出血しない読み方なのではないかと想像します。だから、小飼氏は、いくら本を読んでも、小飼氏のままなのではないでしょうか。ひたすら知識が増え、視野が広がるだけの読み方です。ひたすら、土台の構造はそのまま直線的に進歩発展していくだけの読み方です。本の内容が自分の内臓に突き刺さり、大出血を起こしながら、死闘を行うような読み方をしないのです。土台からぶっ壊され、建物の根本構造が変形してしまうような読み方をしないのです。だから、多くの場合、本は、小飼氏の精神世界をすっと通り過ぎ、いくつかのインスピレーションをもたらすだけのものに過ぎなくなってしまうのではないでしょうか。

それが、何千冊本を読んでも、小飼氏の人間と社会の理解がこのようなものである理由なのではないかと想像します。

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ここまで書かれたら、普通は貶められたと思うのが普通なんだけども、比べる相手がニーチェやトラッカーとくれば相手が大きすぎで、貶められてるんだか何だか分からなくなる罠。分裂君もこうやって書けば、相手は文句を言いたくても言えないだろう事を計算尽くで書いているのが見え見えで笑えた。

ここで、半ば小飼氏を擁護する形で口を挟んだのがタケルンバ卿だった。

でも、「いいものがあるよ」ってことを言うのに、何かをおとしめる必要あんのかね。わからない。

これだけの人気になる記事を書けて、名も筆力もあるのにね。もったいないなあと感じるのはオレだけかしらん。

素朴な疑問 - (旧姓)タケルンバ卿日記避難所


そしたら今度は小飼氏がそのタケルンバ卿に訳の分からない形で絡んで来た。

この程度で「おとしめられた」とは。

それを言うなら

* ネットに時間を使いすぎると人生が破壊される。人生を根底から豊かで納得のいくものにしてくれる良書25冊を紹介 - 分裂勘違い君劇場

で挙げられている著者たちは、私なんかよりはるかに「おとしめられて」きた人々でもある。

それで彼らが「おちた」かといえば、そんなことはない。むしろそれにより名声はますます確固たるものとなっている。

梅田望夫や私は、その域に達している -- と見なされているわけだ。

ずいぶん気恥ずかしいが、そう見なしているのは私じゃない。読者たちだ。

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そんなんで貶められたとは思わないんだ!ってところまでは分かるが、別に、小飼氏がその域に達しているなんて、だ〜れも言ってねぇ。
もう、なんてユ〜モアのある人(-。-) ボソッ


ていうかさぁ。
あんまりにもスネ夫ジャイアンに意地悪な事を言ってて、のび太が媚びてジャイアンをかばってみた。
だけど、方向違いの展開で、結局のび太ジャイアンに殴られちゃったって感じだな。

アルファブロガーで有り続けるには、良くも悪くも普通の精神の持ち主じゃ、ダメなんだなって思わせた一件だった。